「なるほど!」とわかる マンガはじめての自分の心理学ー妖怪ジドーシコーの罠
”ささいなことでイライラする”
”怒りを抑えることができない”
”悪いほうへと考えてしまう”
目を引く言葉のオンパレードに思わず読んでみた本書。
心理学を利用して自分を知るヒントが漫画付きで解説されています。
難しい心理学の用語も分かりやすい解説付きで使われているので、抵抗なく読むことができました。
自分の気になるページを読んでいて、目についたのが「自動思考」という言葉。
”自動思考・・・ある状況になると自然に浮かんでくる考え。 過去の失敗や恥ずかしいと結びつくと、気分が落ち込む原因となる。”
誰でも経験ありますよね。
この用語が使われていた、「美しくないと幸せになれない?」の項目で紹介されていた自動思考のパターンの一例。
美しくない
↓
人に好かれない
↓
合コンもうまくいかなかった
↓
幸せな恋愛や結婚はできない
↓
何もかもうまくできない
↓
自分はダメな人間だ
まるで私(笑)
「悪いほうへと考えてしまう」の項目でも、悲観的な思考は連鎖して起こりやすいと解説されていました。
自動思考の連鎖を断ち切るためには、起こっていることを冷静に考えてみること、 が大切だそうです。
多くのことは自分の思い込みに過ぎないので。
嫌なことがあったり不安が強くなったりしたら、「私はできる」「絶対うまくいく」など、ポジティブな言葉を口に出す習慣をつけると言いそうです。
これだけでも悲観的な思考にストップをかけることができるそうですよ。
本書を読んだことによって、私が不安になったり、ストレスを感じたりしたときに、起こっていることの現象の多くが「自動思考」というものであることが分かりました。
この「自動思考」という考え方に、まだ不慣れで、冷静になることやポジティブな発言をすることを忘れがちです。 実際、本書を読んだ後も「自動思考」の罠に陥ったことがありました。
ということで、とりあえず、私の中で「自動思考」を定着させるために、不安になった瞬間に、
「出た! ジドーシコーwww」
と脳内で言ってみることにします。
私に絵心があったら、妖怪「ジドーシコー」を書いてみるのだけれど。
これが上手くいったら、心理学会に一石を投じることになるかも!?