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癒しのメモリー

心のうちを吐き出したり、前向きになった言葉を記録したり、私の癒しの記憶を残していきたいと思っています。

眠くなければ寝なきゃいいじゃない。

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子供は9時に寝るもの、そう学校で教えられていたから、真面目だった私は、いつもそれを守っていた。

 

何だか寝付けない日があった。寝付けないことに不安でドキドキもした。

 

寝室の横の部屋で、机に向かって何か作業をしていた母に、「眠れない」と訴えた。

 

母は私に目を向けることもなく、 「眠くなきゃ寝なきゃいいじゃない」と言った。

 

 

ずっと記憶の中で留まって、母親への負の感情を掻き立てる。

 

 

娘をダメにする魔の母親遺伝子

サンドラ・リシャース著

 

 

娘をダメにする魔の母親遺伝子 Oh, No! I've Become My Mother

娘をダメにする魔の母親遺伝子 Oh, No! I've Become My Mother

 

 

 

本書の中でこんな一節がある。

 

「わたしはとても多感な子どもだった。母にアンデルセンの『赤い靴』を読んでもらったとき、その悲しいストーリーに思わず泣いてしまったことがある。ところがわたしほど多感ではなかった母は、そんなわたしを笑い飛ばし、こんなのたんなるお話でしょ、泣くのはやめなさい、と言い放った。あのとき母が、どうしたの、なにがそんなに悲しいの、と尋ねてくれていれば、どんなにすばらしかったろう、わたしはもっと違う人間に成長していたのでは、と思わずにはいられない。…」

 

著者は、祖母が仕事をしながら7人の子どもを育てたような人だから、子どもの気持ちを思いやるだけの時間もエネルギーも持ち合わせていなかっただろう。そんな祖母に育てられた母はその方法しか知らないのだ、と語る。

 

母親のしてくれたことには感謝しているが、もし母親を選ぶことができたら、気性にあった母親を選んだだろうとも。

 

 

私の気持ちを全て代弁してくれているようだった。ここまではっきりと言ってよかったのかと。

 

 

「眠れないなら眠くなるまでお話しようか?」

 

 

そう言ってほしかった。

 

 

「母親は神聖という原則を捨て去る」

 

 母も所詮、ただの人だ。 完璧な人などいない。