家族の中の孤独
※今回の記事は私の心の内を吐露するものです。 暗い話もありますので、苦手な方は注意してください。
心の問題を気にするようになったのは、実はつい最近のこと。
それまでは、なくはないけど、気にするほどではない、人には誰しもあるものだと思っていた。
子供が生まれてから、夫にイライラすることが多くなった。 産後、ホルモンバランスが崩れたせいだと最初は思っていたが、子供が生まれて1年、2年とたっても、とっさに爆発的にイライラしてしまうことがある。 そのことでいつも夫には嫌な気持ちをさせて申し訳ないと言う。 幸い、謝ってくれればそれでいいと、いつも許してくれる寛容な夫で助かっている。 その反面、こんな夫を苦しめてはいけないと、自分を戒めている。
自分がイライラしている状態のとき、いつも思い出すのが母親のこと。
母親もとにかくイライラしていた。 いつもではない。 だが、イライラすると取り付くしまがないと言った感じで、周りも腫れ物に触るように扱っていた。
私はそんな母親がとにかく嫌いだった。
そんな嫌いだった母親と同じようなことをしている・・・。
私が自分自身の心の問題を意識し始めたのは、まだ10代の大学生のころだったと思う。
人付き合いの難しさとか、今後のことを考えて自分と向き合ったときに、気づいたことだったと記憶している。
最初に買った本は今でも覚えている。
「家族の中の孤独」
書店で背表紙を見た瞬間、「これだ!」と思った。
私の父親は育児にほとんど無関心。仕事ばかりの人。
子供のことはほぼ母親に任せっきりだったが、私の一番年の近い上の兄弟が病気だったため、私は子供の頃から手がかからないイイ子という評価。
自分が子供を育てるようになって分かる。 イイ子=甘えることを我慢している子。
幼少期、十分に甘えられなかった子どもは、大人になって、自分に自信がないことが多いのだそうだ。
また、両親との確執は、人間関係の辛さにつながっていることも多いという。
親子問題を解決することが、今の私を取り巻く人間関係を解決することだと思う。
そして私の場合、解決するということは、私の中で全て受け入れることに他ならない。
問題を問題としてここで吐き出すことで、それが叶うと嬉しい。